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海外旅行中に財布を盗まれかけた話

オランダに留学に来て半年以上が経ち、すっかり海外生活に慣れた僕ですが、こっちに来てすぐの頃は全然馴染めていませんでした。まだまだ日本人の観光客感を出していたのでしょう。留学始まって2回目の海外旅行で財布を盗まれかけました。

それは電車内で起こった

ドイツを旅行中、デュッセルドルフの観光を終えてデュッセルドルフ中央駅からケルン中央駅へ向かうところでした。

ここで僕は海外での盗難被害に遭いやすくなるためのミスを犯してしまいます。

特急列車(ICやICE)ではなく快速列車(RE)を選んでしまった

かかる時間はそんなに差がなく、たった数ユーロ違うだけだったのですが、数ユーロをケチってREと呼ばれる各駅停車の快速列車に乗ってしまったのです。

別に快速列車に乗ったら必ず盗難の被害に遭うというわけではありません。実際、その後の旅行でも快速列車に乗る機会はたくさんありました。ただ、やはり快速列車は安いため、特急列車に比べると乗客や車内の雰囲気が暗めで安心感がありません。

また、この時、Facebookのプロフィール写真を撮ろうと意気込んでシャツにジャケットというキレイめないかにも観光客!という感じの服装をしていました。これもターゲットになってしまった原因でしょう。

その時は人が多く、ホームに到着した電車に多くの人が詰めかけました。人混みの中を入るのは気が引けたため、ある程度人が列車の中に入ってから僕たちも乗車しました。

あとから入ったため席が空いているはずもなく…。ヨーロッパの列車も1等席と2等席の区別があり、利用者以上に1等席の席数が多いです。そのため2等席はすぐ埋まりがち。しょうがなくドア付近で立ち乗りすることにしました。入り口にはピアスやタトゥーが入った怖い見た目の若者が2階への階段に座っていました。

気を付けて!グループで行われるスリの手口

席がないかまわりをキョロキョロする自分に、階段にいた若い女性の一人が声をかけてきました。

「2階フリーだよ!!」を何回も言ってきます。(英語で)

その車両は2階が1等席で、僕らはもちろん2等席のチケットしか持っていません。僕は困惑し、完全にその女の子に意識が向けられてしまっていました。

すると、目の前を通る4人の女子。あっという間に通り過ぎ、気がつくとメッセンジャーバッグのチャックが開いていました。

すぐ異変に気付きましたが時すでに遅く、財布がなくなっていました。

かなり焦って軽くパニック状態でしたが、犯人の目星は付いていたので、すぐにその女の子集団に英語で

「僕の財布がない」

と主張しました。最初は「??」と何も知らないふりをしていたのですが、僕が女の子たちの前に立ち塞がって主張したので、最後に

「落ちていたよ」

と言って僕の財布を渡してきました。

(なんで財布がひとりでにチャック開けて地面に落ちるんだよ!!!)

幸いにも中身は一切なくなっておらず、財布の無事を確認してすぐにその場を離れました。

このように、集団のスリでは一人(あるいは複数)がターゲットの注意を引きつけ、別の人がその間に貴重品を盗むといった手口が有名です。(そうです。僕はベタな手口に引っかかりました…)

財布が無事だったとはいえ、この時ばかりはさすがに旅行テンションがだだ下がりでした。

教訓を活かして盗難被害ゼロ!

僕はその後もヨーロッパの国を何カ国も旅行してきました。特に夏の旅行では1ヶ月間ヨーロッパを周遊しました。その中にはギリシャ、フランス、イタリア、スペインなどスリの被害が絶えない国もたくさんあります。これらの国を訪れましたが、以前財布を盗まれかけた経験を教訓にして気を付けるべきポイントをおさえたら、盗難被害ゼロで無事に1ヶ月ヨーロッパ旅行を終えることができました。自分なりにまとめてみたので参考にしてみて下さい。

海外旅行で盗難の被害に遭わない方法

公共交通機関を使うときは貴重品から注意をそらさない

スリは様々な場所で行われますが、公共交通機関の中が一番スリに遭いやすいと思います。駅やバス停、電車内など公共交通機関を使っているときは特に貴重品に気を付けましょう。

特急列車を利用する

安い快速列車より少し高いですが、居心地も治安も良い特急列車を利用するとスリの被害に遭う可能性を低くすることができます。

自分の貴重品から目を離さない

じっと見つめていたらそれはそれで注意が貴重品バッグに向きすぎて別な方向からの攻撃に対処できないので、適度に目くばせをしてください。

貴重品バッグを手でガードする

電車やバス内では貴重品バッグを自分の前に持ち、手を添えるなどしてガードしましょう。

座る、立って壁にくっつくなどして前後左右をいくつかガードする

車内が混んでいるときに、ど真ん中に立つのは危険です。4方向全てに一人で注意を向けるのは精神が削れます。乗車後は座るか、座れない場合は壁にくっついて立つなどして4方向のうちいくつかガードしましょう。

人を見た目で判断する

こんなこと言ったら怒られそうですね笑 でもこれってすごく大事なことです。ある程度、「あ、この人怪しいな」っていうセンサーを持つととても役に立ちます。僕の独断と偏見怪しい人探知機は旅行中、「あ、怪しいな」と思った人が実際に僕の友達にスリを働こうとしたこともあるくらい当たります笑

裕福そうな人がスリだったりすることもあるのかもしれませんが、僕の経験上、ほとんどのスリ犯は見た目が悪いです笑

絶対ではありませんが、スリ犯を判断する基準のポイント↓

  • 子どもがいる家族連れ、スーツのビジネスマン、老人はスリ犯の可能性低め
  • 見た目が悪い人は気を付ける (浮浪者、タトゥーやピアスが多め、チャラい、服が汚れてる)
  • 人のバッグを見ている (僕の友達にスリを働こうとした人は乗車前に僕たちのバッグを見て、どのバッグがスリやすそうか確認していました)
  • 大きな帽子を持っている人 (盗んでいるときに帽子で隠すのが有名な手口)

 

日本の当たり前を実行しない

うしろポケットに物を入れる、席に荷物を置くなど日本だと当たり前のことを海外でやらないでください。速攻で盗まれます。前ポケットは、上着などでポケットを隠す、手をポケットの上に添えるなどして気を付ければ大丈夫でした。

人混みを避ける

人が多いところはなるべく避けましょう。どうしても通らなければならない場合は、しっかりバッグを前に持ってつかんで進みましょう

観光客感を出さない = 地元民感を出す

これも効果抜群。派手な格好をしないまわりをキョロキョロしない、Google Mapを確認しながら進むときもスマホばかり見ずにある程度地図を頭に入れて歩く、自信をもって歩き、地元民間を出す

カメラは出していても良い

よく「カメラは高価な物だから首から下げて歩いてはダメ」という記事を見ますが、観光地ではカメラは一眼レフなど高い物でも常時首や肩に掛けたままで大丈夫です。なぜなら、ある程度の観光地ならまわりの観光客(特に欧米人)が大きな一眼レフをみんな首から下げてるから。むしろ、カメラをカバンから出し入れするほうがスキができて狙われます。僕は外にいるときは常にカメラを肩に斜めがけして前に持っていましたが大丈夫でした。

スキをつくらない

カメラの撮影に夢中になる、カバンから物を取り出すなどといった状況はスリ犯にとって絶好の機会です。できるだけスキをつくらないように、カメラの撮影はこまめにファインダーから目を離して周りを確認する、カバンから物を取り出すときは、一度止まって道の端っこで取り出す、またはまわりに人がいないのを確認して取り出す。

チャック式は鍵を付けるか結ぶ

チャックは開けやすいため、南京錠をつけるか、僕は面倒だったので紐付きチャックを軽く結んで開けにくくしていました。

背負うバッグの中身は盗られてもいいものを入れる

背中に背負うリュックサックやバックパック、特にチャック式のものは中に盗られてもいいものを入れるか、貴重品を入れるなら奥に入れましょう。

丈夫なバッグを使う

バッグの底や紐をナイフなどで切って中身を盗んでいく手口もあるらしいので丈夫なバッグを使いましょう。

意外とリュックやバックパックは盗難被害に遭いにくい!?

メッセンジャーバッグや貴重品バッグのほうが「貴重品入ってますよ!」とアピールしているからでしょうか?荷物を置いててそのまま持って行かれるのは別として、リュックやバックパックはスリ被害に遭いにくい気がします。

オシャレを捨てる

海外旅行で自撮りするからオシャレは外せない!という意見もものすごく分かります。僕もファッションが趣味なので以前までは旅行でもオシャレしていきました。ただ、やっぱりオシャレな服装はスリのターゲットになりやすいです。僕は旅行に行くときはなるべくシンプルな服か、ウィンドブレーカーなどのスポーツ服を着ていくようにしています。ただ、こればかりは譲れない人も多いと思うので、オシャレする時は気を付けましょう。

まわりに怪しい人がいないか確認する

疲れるとは思いますが、歩いているとき、電車を待っているときなど常に周りに怪しい人がいないか確認しましょう。もちろん独断と偏見で笑 もし怪しそうな人が近づいてきたらその場から離れましょう。僕は道端に怪しい人がいたら反対車線に渡ったりしてます。

スリの手口

スリ対策にはスリの手口を知ることも大事です。どういう状況でスリが行われるのか知っていれば気を付けるべきポイントが分かります。

グループでのスリ

僕が被害に遭った有名手口です笑 二手に分かれたスリ集団のうち、一方がターゲットの注意を引きつけ、もう一方がスリを働くというもの。注意の引きつけかたは多種多様。新聞を見せてきたり、質問してきたり、何か訴えてきたり。人間不信になるかもしれませんが、「すいません」と声かけられたらまずはスリを疑いましょう。一番簡単なのは声をかけられても無視することです。

改札口でのスリ

改札を抜けようとするときにうしろにピッタリ着いてきてバッグの中身を盗む手口。僕の場合、一度だけピッタリくっついてくる男の人がいたのですが、それは単に無賃乗車したいがために一緒に改札を通り抜けようとした人でした笑

警察官に成りすまし

警察に成りすましてお金を盗ろうとする手口。警察だと言われてもすぐには信じないようにしましょう。

テラス席のスリ

テラス席に座っていると、アンケートを取る人や浮浪者などいろんな人が来て貴重品を盗まれる可能性があります。安心できるテラス席ではない場合は店内に入りましょう。

カップルでのスリ

カップルだからといってスリ犯ではないと決めつけてはいけません。ギリシャで僕の友達は僕の目の前で見た目が悪いカップルにすられそうになっていました。男の人がわざと電話しているふりをして注意を引きつけ、女の人が麦わら帽子で荷物を隠して物を盗むという手口。

楽しい海外旅行を台無しにしないために

海外旅行は日本とは全く違う景色が見れてとてもワクワクします。ついテンションが上がりすぎて注意力が散漫になることも多々あります。ちょっと気を付けなかっただけで物が盗まれ、最悪の海外旅行の思い出にしないためにも、しっかり自分で自分の物は守って下さい。

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